約 1,187,406 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8929.html
スーパー競馬 【すーぱーけいば】 ジャンル シミュレーション 対応機種 スーパーファミコン 発売・開発元 I MAX 発売日 1993年8月10日 プレイ人数 1人 定価 9,700円 判定 クソゲー ポイント 不親切すぎる育成システム間違いだらけの毛色BGMだけは好評 フジテレビ関連作品リンク 概要 システム 問題点 賛否両論点 評価点 総評 余談 概要 『ベスト競馬 ダービースタリオン』の発売から約2年、SFC初の競馬ソフトとして発売された。 フジテレビが東日本地域で1987年から2007年まで毎週日曜日午後3時(準メイン・メインレースの時間帯)に放送していた同名の競馬中継番組(*1)とのタイアップであり、出演者が実名で登場する。 (※実在の人物に関する記述が頻出するため、当記事では初出時のみ肩書や敬称を記載し以降は敬称略で記述する) システム 牧場主として馬の生産、調教師として調教と出馬管理、騎手としてレースで馬を操り、全GI制覇を目指す。資金が不足し破産するとゲームオーバー。 ゲームを開始するとまず番組MCの俳優・潮哲也氏が案内するメニュー画面で「牧場」「厩舎」「ジョッキーセンター」「競馬場」から選択する。なおこの画面に戻ると自動的にセーブが行われる。 「牧場」では馬の生産(種付け)管理や市場での買い付けを行う。放牧中の競走馬もこの画面で確認する。 「厩舎」では美浦または栗東の厩舎に預託している馬の調教や出馬登録、放牧の指示を出す。 「ジョッキーセンター」ではゲームに登場する騎手50人のリストが表示され、契約の締結破棄、契約している騎手の体調管理を行う。 本作では騎手と直接専属契約を結ぶことができ、契約金さえ払えば所有馬に必ず騎乗してもらうことが可能になり、体調管理やダイエットによる体重調整、休養も指示することができる。さらに後述する通りレースで自分の馬をある程度操作することができる。 体重は軽い方が有利だが、無理にダイエットさせすぎると体調を崩す原因となる。疲労が溜まってくればかぜやストレス、ひどいと捻挫や骨折などのアクシデントに見舞われ馬同様に長期休養を強いられることもある。 当然ながら騎手名は全員実在の人物の変名となっているが、同時期の競馬ゲームとしては破格ともいえる50人から選べるのであまりメイン競争で見かけないような意外な人選も目立つ。 なお騎手のランクは獲得賞金額を基準に上から10名がA、以下20名ずつB、Cと割り振られ随時変動する。契約金も獲得賞金額を基準として変動する。 「競馬場」では当週のメインレース及び所有馬の出走するレースを観戦したり馬券を購入できる。 本作は最大8頭立てで行われ、馬券は単勝・複勝・連複(連勝複式)(*2)の3種類。 馬券購入の際には番組が誇る3人の解説者による予想を聞くことができる。 バラエティでもおなじみ競馬評論家の井崎脩五郎氏、競馬界の重鎮大川慶次郎氏、競馬エイトトラックマンの吉田均氏が登場する。 レース画面ではフジテレビアナウンサー(当時)の堺正幸氏らしき人物が実況してくれる。 共通して全メニューには「情報」コマンドがあり、番組MCの競馬ジャーナリスト・鈴木淑子氏及び潮が番組スタジオから「どれにしますか?」と語りかける形で日程(番組表)の確認やこれまでの成績、週・月送り(日付の進行)を行うことができる。 仔馬の誕生、放牧馬の入厩が可能になるなどのイベントが発生すると番組アシスタントの青山美恵子氏が登場しそれらを教えてくれる。 レースで自分の馬を操ることができる 所有馬に専属騎手を乗せて出走させると、レース画面で自分の馬に指示を出すことができる。 画面左下に馬を前に出す「ムチ」、行きたがる馬を抑えスタミナを温存する「手綱」のコマンドが登場し、これを使って指示を行う。 問題点 説明不足の繁殖システム 産駒の特徴として唯一分かるのが距離適性なのだが、短距離向けの種牡馬を選んでも長距離に適した馬が生まれたりする。 種牡馬には距離適性の他に「スタミナ」「スピード」「ダート」「根性」「脚元」「気性」の6項目、繁殖牝馬にはこれに加えて「成長力」「遺伝力」の8項目がA~Cの3段階で表示されているが、産駒にこれらがどのように引き継がれるかが全く明かされない(*3)。 実際は、両親の能力と牝馬の「遺伝」のパラメータにより決定されるという。またスピードやスタミナはA~Cの表示の中でさらに16段階に分かれている、脚質は種牡馬から引き継ぐ、そしてインブリードによる能力の変動は無いといった法則も存在する。 問題は、これらの仕組みをゲーム中で推測する手段が一切無いということ。牧場長が配合に対し意見を述べたりだとか産駒の様子を教えてくれたりだとかはしてもらえずただ淡々と「種付けしますか?」「○○の仔馬が生まれました」と機械的に進んでしまうのである。 ちなみにこの能力値のうち距離適性だが、1400-3600や1000-3000、最上位の種牡馬であるノーザンテーストなど1000-3600という事実上距離を問わないという非現実的な馬もしばしば登場する(*4)。確かにノーザンテーストに限ってはスプリンターズステークスとステイヤーズステークスの勝ち馬を輩出してはいるが…(*5)(*6) 育成システムが説明不足で不親切極まりない。 繁殖牝馬から産まれた馬を見て分かる特徴は距離適性だけである。強いのか弱いのか、芝向きかダート向きかもわからない。 馬が成長しても、馬の特徴コメントなどは一切出ない。いつデビューさせればいいのか、いつが引退時期なのかもわからない。 調教をしても調教師のコメントは馬体重が重いか絞りすぎかと調子に関することしか言わないので、どう成長しているのかも適正体重もわからない。 2歳馬を購入すると「性格を考えて」とか「その馬に合った調教を考えて」とかランダムで言われるのだが、そもそもどんな馬なのかわからないので考えようがない。とにかくわからない尽くしである。 ある程度の成績を残した馬なら引退後に種牡馬や繁殖牝馬になれるが、ここでやっと特徴が判明する。最初に教えろよ! レースで自分の馬を操るシステムの出来はイマイチ。 できることは上述した「ムチ」「手綱」の指示のみで、「前が塞がっているので外に持ち出す」「特定の馬をマークし近づく」「後続の馬の進路の前に出て牽制する」といった馬を動かす操作はできない。 そもそも2つの指示もボタンを押してからの反応が鈍いため、一見するとムチが入った(手綱を引いた)のか分かりづらい。 このため、実際の競馬でみられるような「最後の直線ラストスパートでムチを繰り返し入れる」という動きを意識してムチを連打しても馬がすぐに動かずじわじわと前に出るように動くため、連打すると押した分だけスタミナを消耗するので最高速に乗らないまま沈んでしまうということが起きる。 ライバル馬として登場する馬 名前がもじりなのはともかく、毛色まで全然違うのでイマイチ実在馬と対決している実感がわかない。 賛否両論点 レースの出走頭数が8頭しかない。GIなどの大レースでも同様。 競馬としては物足りないが、出走頭数が少ないぶん自分の馬が勝ちやすく、馬券の予想もしやすい。 レースは本命が勝つことが多く、波乱があまりない。 そこそこの実力がある馬さえ作れれば、理不尽に負けることが少ない。 馬券の単勝オッズがなぜか高め。連複オッズよりも高かったりする。 本命が勝ちやすいのも相まって、本命の単勝馬券を買っているだけで資金が増えていく。 しかも1投票につき999万9千円まで買えるうえにオッズの変動がないので、実質的に資金を増やし放題である。 出演者のグラフィック。 おおむね本人の特徴を捉えており再現度は高い方だが、メニュー画面に登場する潮のガタイがあまりに良すぎる。何度も目にするだけにちょっと気になるところ。 吉田の顔グラフィックも当時の本人よりかなり老けたように描かれており、どちらかと言えば25年以上が経過した現在出演しているBSスーパーKEIBA(*7)で見られる姿の方が似ている。 「予想」のシステムがやや違和感のあるものになってしまっている。 解説者3名による予想を聞くことができるが、繰り返し聞くことができ、聞くたびに対象の馬が変わることがある。全ての馬を挙げるわけではないが8頭立てなのに4頭も挙げることがある。 また、1名あたりのコメントのパターンも非常に少ない。例えば井崎だと「○○はけっとうてきにすてがたい」「○○はなかなかこうちょうのようだね」「○○のちょうきょうタイムはわるくない」といったコメントを繰り返し聞くことになる。3名いる分多少はバリエーションがあるように見えてはいるが… 番組の再現度が不足気味。 出演者が登場するのは大きな魅力だが、番組としての再現度は高くない。 頑張って再現したと思われるのは電源投入後のオープニングムービー。前半が1991年頃の映像に雰囲気が似ていて(BGMは本作オリジナル)、後半のタイトルロゴが出てくるシーンは映像が異なるが1992年~1995年頃のオープニングに雰囲気を似せており、BGMはほぼ完全再現を果たしている。そしてそのタイトルロゴも当時の番組ロゴがそのまま使用されている。 一方で番組の魅力である「パドックでの全馬紹介→大川による解説」「脩五郎のデータ作戦(予想コーナー)」「重賞レース前の本場馬入場・アナウンサーによる前口上と全馬紹介」などのコーナーが再現されていない。「番組のゲーム化」というより「出演者が登場するゲーム」といった趣になっている。 なお、当時のGI本場馬入場ではBGMにグラディウスIIIのオープニングのオーケストラ版が使われていたため、この点は再現不可能と思われる。 続編の『2』ではレース前に番組の流れをなぞるなどこのあたりがある程度改善されている。 評価点 BGMの出来は良い。 タイトルロゴ表示の曲には番組のオープニング曲(1992~1995年頃)が使われている。 番組の出演者のほとんどが登場する。 こういうことができるのが番組タイアップ作品の魅力だろう。 総評 強い馬の生産の指標、育成する馬の特徴すら教えてもらえないという、育成ゲームにあるまじき欠陥作品。これでは何を目標に育成すればいいのかもわからない。 しかし実質稼ぎ放題な資金を元にして、根気よく走らせ続けるだけでクリアは可能という、妙な所でバランスは取れているゲームである。それが楽しいかどうかはさておき… BGMだけは本当に高品質で、番組出演者が実名で登場する貴重な作品なので、番組ファンなら買う価値はあるかもしれない。 余談 SFCの競馬ソフト第1号として最悪のスタートを切る形になってしまったが、その後わずか数か月で『サラブレッドブリーダー』『ウイニングポスト』『スーパー競走馬 風のシルフィード』『クラシック・ロード』が続けて発売され、競走馬育成ブームが巻き起こった。 本作もそれら名作に紛れる形でブームに乗って売り上げを伸ばしたのか、続編『スーパー競馬2』が出ている。 電源投入時からAボタンを連打し続け「はじめから」を選んでゲームを開始すると資金がMAXの状態で開始するという裏技がある。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12664.html
登録日:2010/05/16 Sun 22 02 15 更新日:2024/05/17 Fri 16 44 10 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 16bit 1980年代生まれホイホイ 1990年 4000円安くなるクーポン SFC SNES 「スーファミすか!!」 エロゲー カセットフーフー グレー ゲーム ゲーム機 スーパーファミコン ダンッ!→0%0%0% トラウマ ニンテンドークラシックミニ ハード ペロペロ 二代目 任天堂 任天堂ゲーム機項目 任天堂黄金期 俺の青春 名機 本体 灰色 端子に言霊 第4世代 スーパーファミコンとは、任天堂が1990年11月21日に発売した、ファミリーコンピュータに次ぐカートリッジ取り替え式の据え置き型TVゲーム機。 略称はスーファミ、SFC。 当時の価格は25,000円。 ローンチタイトルは、スーパーマリオワールドとF-ZEROの2本。 間違えられやすいが、スーパーファミコンが正式名称であり、「スーパーファミリーコンピュータ」の省略形ではない。 ■発売の経緯 ■主な性能 ■デザイン ■兄弟機・互換機 ■主なゲームソフト(任天堂製) ■主なゲームソフト(サード) ■主なゲーム作品(キャラゲー) ■非公認ソフト ■まさかの新作 ■発売の経緯 当時セガが世界初の16ビット機「メガドライブ」を発表し、 任天堂は自社のゲーム機であるファミリーコンピュータで対抗するにはそろそろ限界があるのではないかと感じていた。 そして任天堂は、自社の次世代ゲーム機であるスーパーファミコンを発表した。 時は平成2年、今ここに次世代ゲーム機戦争が始まるのだった……! ■主な性能 ファミコンに比べグラフィックと音源が大幅に向上し、当時はまるでアニメを見ているような映像だった。 今でも2Dグラフィックの映像美は色褪せておらず、作品にもよるが、後のゲーム機である64やGCにも劣っていないと言えるほど。 カセットの差込口に見直しが図られ、形状が変わったことによって端子の接触が安定するようになり、起動性が格段に向上。ファミコン時代のネックだった接触不良によるバグりもほぼゼロになった。 CPUは16ビットCPUを謳ってはいるが実のところファミコンに毛が生えた程度のもの。 演算に掛かるクロック数(IPC)はファミコンとさほど変わらず、クロック速度はファミコンのわずか2倍。ファミコンと比べて目立った追加命令は無く、乗算すらCPU命令としては存在しない。組み込みの乗除算器を使うが速度はお察し。 演算は16ビットだから16ビットCPUは嘘ではないものの、データバスは8ビット。それなら32ビット演算16ビットバスのメガドライブは32-BITを名乗ってよかった。 この非力なCPUを補うのがグラフィックの拡大・縮小・回転・モザイク化機能。この機能はメガドライブには存在しない。 これによって、ゲームのビジュアル的な演出レベルもアップした。 アーケードからの移植作品も完全ではないものの、元のゲームに近い出来に仕上げる事が可能になった。 また最大の特徴として、本体拡張が出来ない分、物理的にカートリッジへ演算チップを搭載する事でスペックアップさせる事も広く行われ、 NECエレクトロニクス製3D座標演算用コプロセッサのDSP-1~DSP~4のDSPシリーズ、ポリゴン描画特化の汎用CPUのスーパーFXチップ、 本体のCPUと同じ65816CPUであるものの、クロック周波数を3倍にする事でよりCPUパワーが必要な ゲームの開発に貢献したが、衝撃に弱く0% 0% 0%を頻発させたSA-1、設定時刻によってイベントを起こす為のS-RTCといったものが有名。 周辺機器に関してはファミコンのACアダプタが流用でき、ステレオAVケーブルは次々世代機であるGCまで使用できた。 コントローラはI・IIの区別がなくなり、海外版のFC(NES)のようなコネクタへの接続式になった。その代わり、Ⅱコンのマイクは廃止。 右側のボタンにはXYが追加され4ボタンになり、更に上部にはLRボタンが追加され、操作性が増した。初心者には扱いこなすのが難しく見えるが、慣れれば気にならなくなる(それでも人による)。 またファミコンに続き、マルチタップなどの周辺機器や特殊なコントローラーも数多くリリースされ、マウスやスーパースコープ等の当時としては斬新な代物もあった。 本体の底にも、機能拡張用の端子が備えられた。ここにBS放送を受信する専用機器「サテラビュー」を取り付けるのである。 ゲームソフトも大幅に増え1300本以上の作品が発表された。 恐らく任天堂の家庭用ゲーム機でサードが最もヒット作を出したゲーム機ではないかと思われる。 ゲームジャンルに関しては王道の横スクロールアクションやシューティングはもちろん、ストリートファイターⅡ等の格闘ゲーム等がヒットした。 またファイナルファイトのヒットでベルトスクロールアクションの人気に火がつき、多くの作品が作られた。 テキストが見やすく表示出来て、低容量で製作出来るのでサウンドノベルも多く作られたのだが、現在の作品に比べると演出やCGが劣っていたり、基本的にシナリオスキップ・ジャンプや中断セーブが無い等不満な点が多かった。 RPGは大容量のおかげで演出やシステムが凝った作品を作る事が出来た。 ただしSRPGやキャラゲーなど、登場人物が多いゲームではあぶれるキャラもおり、現在の視点ではやや容量不足を否めない感もある。 ボンバーマンやぷよぷよ通等4~5人対戦のゲームも増え、多人数で遊ぶ時マルチタップが必要な作品も多くなった。 また、クソゲーの宝庫と言われがちなキャラゲーも、ファミコンに比べクオリティの高いものが多く作られるようになった。 今でも実機で稼働している家庭は決して少なくはなく、2008年には所有しているゲーム機第3位にランクインした。 ■デザイン 濃淡のグレーで統一され、全体的に丸みを帯びた未来的なデザイン。 サイズはファミコンより一回り大きい。 カートリッジのデザインや色もすべてのソフトで同一のものとなり、違いはラベルのみとなった。 (スーパーゲームボーイやスーファミターボなど、「カートリッジ差し込み口に差し込む周辺機器」は除く) カートリッジ差し込み口にはバネで自動開閉する蓋がついており、ホコリの侵入を防いでくれる(*1)。また、電源スイッチを入れることで、カートリッジが外れないようロックがかかるようになった(衝撃によるフリーズまでは防ぎ切れない)。 ■兄弟機・互換機 スーパーファミコンJr 一部機能をオミットしてコンパクトにした廉価版。のはずだが、販売が終了した当初、突然相場が高騰しプレミア価格になっていたことがあった。現在は落ち着いている。 スーパーファミコンボックス 業務用。固定の3本のソフトと交換可能な2本のソフトが内蔵された100円入れて遊ぶスーパーファミコン。 特殊な用途故ソフトも遊び方説明内臓だったり、デモ画面があったりと特別仕様。 もし今でも動いている筐体があったら大切に遊んであげてください。 SF-1 スーパーファミコンを内蔵したテレビ。ライセンスありのファミコン互換機と同様にシャープ製。 PlayStation 名前を見て「こんなのあったっけ?」と首を傾げた人も多いだろうが、これは実際には発売されていない。 メガドライブのメガCDに相当する周辺機器で、任天堂とソニーが共同開発(*2)していたものである。 SFC本体底の拡張用端子にこのCD-ROMドライブを取り付ける予定だったのだが、結局は実現しなかった(ある程度の経緯・顛末はPlayStationの項を参照)。 こいつを開発する際のノウハウが、あの初代PSへと昇華されて任天堂のシェアを奪い没落させた事は皮肉であろうか。 ファンの間では昔から名前だけなら知られていたものの、あくまで企画倒れで実在しないと思われていた。 だが、2015年についに実働する試作機が一つだけ発見されて話題になった。と言ってもこの試作機はROMドライブではなく兄弟機のような様相だったが。 ■主なゲームソフト(任天堂製) スーパーマリオワールド(ローンチタイトル) スーパーマリオコレクション スーパーマリオカート(SFCで一番売れたソフト) ゼルダの伝説 神々のトライフォース スーパードンキーコングシリーズ ヨッシーアイランド 星のカービィ スーパーデラックス カービィボウル 星のカービィ3 スーパーメトロイド MOTHER2 マリオペイント スーパーマリオRPG スターフォックス F-ZERO(ローンチタイトル) パネルでポン ファイアーエムブレムシリーズ スーパーゲームボーイ ■主なゲームソフト(サード) ストリートファイターIIシリーズ ファイナルファイトシリーズ ドラゴンクエストシリーズ ファイナルファンタジーシリーズ スーパーボンバーマンシリーズ ぷよぷよシリーズ ロックマンXシリーズ ロックマン7 宿命の対決!・&フォルテ ロマンシング サ・ガシリーズ 聖剣伝説2・3 CHRONO TRIGGER LIVE A LIVE 不思議のダンジョン トルネコの大冒険 不思議のダンジョン2 風来のシレン オウガバトルサーガ ダンジョンマスター がんばれゴエモンシリーズ 悪魔城ドラキュラ アクトレイザーシリーズ バトルトード バトルマニアック 重装機兵ヴァルケン 弟切草 かまいたちの夜 学校であった怖い話 晦-つきこもり ■主なゲーム作品(キャラゲー) コンパチヒーローシリーズ(グレイトバトルシリーズやバトルドッジボールなど) ドラゴンボールZ超武闘伝シリーズ エリア88 TMNT タートルズインタイム 美少女戦士セーラームーン スターウォーズシリーズ 第4次スーパーロボット大戦 インディージョーンズ 2022年現在は既に製造・販売が終了しており、本体・ソフト共に中古でしか入手出来ない。 Wii UとNew3DSのバーチャルコンソールではSFCのソフトが配信されていて安価でダウンロードできる。 かつてはWiiでもバーチャルコンソールのサービスが展開されていたのだが、2019年1月31日をもってサービス終了している。 また、末期には任天堂とローソンの提携による「ニンテンドーパワー」という書き換えサービスが存在した。 これはファミコンにおけるディスクシステムと似たような試みであり、ローソンの店頭でSFメモリカセットというブランクカセット(空き容量は32メガ)を購入し、その容量に収まる範囲であれば、ラインナップの中から好きなゲームを自由に選んで書き換えが出来た。 しかも、このカセットはゲームデータの記憶方式がフラッシュメモリ式なため、余程のことがない限り消えない(セーブデータはバッテリー式での保存)。 このサービスは、当時世に出たばかりだったLoppi(ロッピー)の目玉企画でもあり、当時のLoppiの筐体にはスーファミのソフトの差込口があったのを覚えている者も多いだろう。 また、値段も1,000~2,000円と、当時としては良心的な価格設定であった。 後年になってゲームボーイ版のサービスも開始。 ニンテンドーパワーだけで先行配信されるゲームもあったりするなど意欲的な試みであったが、ローソン店頭でのサービスはほどなくして終了。その後も、任天堂が郵送でのサービスを続けていたが、こちらも現在では終了している。 また、ソフトにもよるが、セーブデータがよく死ぬ。ホントによく死ぬ。 ■非公認ソフト SM調教師瞳というタイトルのシリーズも製作された。 もちろんエロゲー、且つ任天堂非公認である。 ただし画面に絵は映らないし結構グロゲーだったりする。 値段はべらぼうに高い。 香港97という不謹慎ゲームもあり、これも非公認ソフト。 マジコン使用が前提という時点からおかしいが、内容もまた悪い意味で凄い。 また非公認と言うよりも非売品にはなるが、本体の故障個所を表示させるベンチマークテスト用のBurn In Casseteと言うものも存在する。 ■まさかの新作 2012年2月、スーパーファミコン新作ソフトがアメリカで発表された。 タイトルは『Nightmare Busters』。 1994年頃からフランスで開発が進められており、かなりの部分まで完成していたようだが、諸事情によりお蔵入りになっていたアクションゲームである。 発売は2014年。最後に発売されたSFCソフトが2000年の『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』であることから、 実に14年越しの新作である。 パッケージやロムカセットは既存品の流用ではなく、一からの生産という謎のこだわりぶり。 いかにスーパーファミコンが愛されていたかの証左と言えよう。 そして、2017年… 日本国内で完全新作ではないが、SFC及び互換機専用のソフトが発売されることになる! そのタイトルの名は 「改造町人シュビビンマン零」! 昔このタイトルを聞いたことがある人もいるかもしれない。 そう、かつてサテラビューにて配信されていたサテラビュー専用タイトルがまさかのSFCロムでの発売となったのだ! なぜ今更…なぜVCやミニスーファミ収録で出さないのだろうと言ってはいけない。 何しろあの超兄貴の「メサイア」のゲームなんだからこれくらいは想定の範囲内であるw さらに同年11月30日には、1995年の『アイアンコマンドー 鋼鉄の戦士』が再販される。 なじみのないタイトルであるが、ベルトスクロールアクションの傑作としてマニアの間では評価が高く、ネットオークションではプレミア価格がついていた。 スーパーファミコンはいったいどこまで寿命を延ばすのか…(*3) 追記・修正は、回転・拡大・縮小にシビレた、データが飛んでトラウマになった、その他ひっくるめてこのハードへの思い出を込めてお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ユーザーには愛されていたが、ハードのスペックだとか技術的な制約は意外に厳しくて開発側は結構苦労してたらしいねw他機種と比べて純粋に勝ってるといえるのは、静止画の美しさとサウンドエンジンくらいか? -- 名無しさん (2013-07-20 15 39 37) 評判のいいグラディウスIIIとかパロディウスみたいのを今になって買って遊んでみたけどスゲェな、これ。 -- 名無しさん (2013-07-20 17 14 58) カービィSDXとパロディウスは未だにやってるわ。 -- 名無しさん (2013-07-30 04 25 15) ↑3 DQ6とかDS版より音楽いいからな… -- 名無しさん (2013-07-30 08 32 26) 名作の宝庫といわれてもおかしくないゲーム機。このゲーム機の名作は、いつの時代でやっても、面白いし飽きない。 -- 名無しさん (2013-12-14 13 07 24) 俺にとっての一番の名作はやっぱりロマサガ3だな、いつやっても面白いわ -- 名無しさん (2014-01-10 09 21 39) この頃の任天堂のCMは良かった。現在では・・・ -- 名無しさん (2014-01-10 09 24 38) 兄弟とでも友達とでも一人でも存分に楽しめたTVゲームの黄金世代。最近のゲームよりも嵌まるゲームが多い気がする。 -- 名無しさん (2014-01-10 12 39 16) 兄貴が色んなカセットカリパクしてやがったなあ。 -- 名無しさん (2014-01-16 15 05 09) 我が家にも当時の友達の名前が書かれたカセットがあるぜ・・・・ -- 名無しさん (2014-01-16 15 40 50) 撃ったことを一番後悔したゲーム機がこれだった、だから64は売らない -- 名無しさん (2014-01-16 15 49 18) 親のを貰って遊んだ事ありますが、ゲームボーイカラーより面白くて楽しかった -- 閲覧者 (2014-02-20 14 51 31) タートルズ~インタイム~とモータルコンバット2は、未だに好き。 -- 名無しさん (2014-02-20 15 21 35) TVゲームと言えばこれだよな -- 名無しさん (2014-09-08 16 30 11) 牧場物語も最初はこれだった。ただDQはⅥを最後にこの機種でやめてしまったが。 -- 名無しさん (2014-09-08 17 25 45) この頃のCMって面白かったけど、ゲーム内容が全然伝わってこなかったよね… -- 名無しさん (2014-10-11 14 01 00) ヨッシーとCFはSFCと同期なのよね。 -- 名無しさん (2015-02-17 09 59 36) 一時期、どこかの家電量販店のCMで「スーパーファミリーコンピュータ」と表示された事があった -- 名無しさん (2015-02-17 11 05 18) ↑14全く同意だな。SFCがゲームのピークだったと思う。 -- 名無しさん (2015-02-17 11 52 00) ファミコンからの進化でヒャッホーしたのか、やたらカラフルなゲーム多かった印象がある -- 名無しさん (2015-02-17 12 26 34) これ一台でほとんどのジャンルのゲームが遊べるな。無いのはステルスアクションとfpsかな? -- 名無しさん (2015-02-17 14 27 06) やはり、FFはⅥまでだな。 -- 名無しさん (2015-02-17 14 41 02) ↑なんでや!ブロントさんおもろいやろ!! -- 名無しさん (2015-02-17 14 59 42) やべえ... 名作しかないじゃん凄すぎだろこのハード -- 名無しさん (2015-03-07 00 23 04) 今時の子供はセーブデータがいきなり消えると言う恐怖を知らない・・・ゲームの時代が移り変わっていくことの象徴とも言えるのだろうか? -- 名無しさん (2015-12-25 02 00 38) 祝!new3DS向けVC配信!! -- 名無しさん (2016-03-04 07 41 10) ↑遂にきましたな!聖戦の系譜待ってたぜ…… -- 名無しさん (2016-03-04 07 53 42) ロマサガ2の配信早よ。あれこそ携帯ゲーム機でチクチクやるのに向いてるRPGだ。 -- 名無しさん (2016-03-09 11 10 09) いまだにSFCのカービィとファイアーエムブレムをプレイしてる。 -- 名無しさん (2016-08-29 15 24 31) 「ああっ女神さまっ」が結局発売されなかった思い出。あれ、ファミ通にいつまで発売日未定で載ってたっけ? -- 名無しさん (2017-04-25 15 48 00) クラシックミニだって?! -- 名無しさん (2017-06-27 15 21 21) Jrは同じ接続方式ならノーマルのSFCより画像や音声面で優れているんだよな。 -- 名無しさん (2019-06-18 14 29 40) ロムの容量は基本32Mbit=4Mbyte。でも末期のドンキーコングやヨッシーアイランドは今の2Dよりも下手するときれいじゃないかっていう謎。容量があればきれいになるってもんじゃないんだな。 -- 名無しさん (2020-02-27 07 42 07) ↑1 あの手この手で表現力・ゲーム性のアップの手段を模索していたそうだから、それもあるのでは…と自分は考えている。 -- 名無しさん (2021-10-27 16 29 57) ↑3 廃止されたS端子やRGB出力も改造すれば復活できるんだよね。ただ前者は抵抗とコンデンサだけで大丈夫だが後者は必要な部品が入手するのが難しいのだとか。知識がある人なら代替品で出来るんだろうけど -- 名無しさん (2022-08-07 00 22 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/twzansaba/pages/186.html
たけこクラブ所属。 真面目にコツコツレア狩りする頑張り屋さん。 狩り場でメテオを使っていても温かい目で見守ってあげよう。 実はメインキャラは別におり、 昼間はたけこ、夜はメインキャラを使う二重生活を送っている。 メインの正体を知っている人はごく僅かである。 新着情報 たけこスーパーの本店がオープンしました。 西日暮里から徒歩3分
https://w.atwiki.jp/1548908-tf6/pages/446.html
ミスティ・ローラ(NO) スーパーモデル 攻略 合計40枚+00枚 上級04枚 ギガ・ガガギゴ×3 スパウン・アリゲーター 下級13枚 ガガギゴ×3 カミソーリトカゲ×2 グラナドラ×3 爆風トカゲ×2 ライオ・アリゲーター×3 魔法12枚 一族の結束×2 サイクロン×2 死者蘇生(D) テラ・フォーミング×2 伝説の都 アトランティス×3 ハリケーン 光の護封剣(D) 罠11枚 強制脱出装置×2 激流葬 聖なるバリア-ミラーフォース-(D) 毒蛇の供物×2 竜巻海流壁×2 奈落の落とし穴×2 リビングデッドの呼び声 エクストラ00枚
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2589.html
「豚の丸焼きーーー!」 【名前】 スーパー激激砲 【読み方】 すーぱーげきげきほう 【登場作品】 獣拳戦隊ゲキレンジャー 【登場話】 修行その22「キュイキュイ!セレブとデート」 【分類】 必殺技 【使用者】 スーパーゲキレンジャー 【詳細】 スーパーゲキレンジャーの必殺技。 ゲキバズーカに3人の過激気をチャージ。 その気を強力な弾丸として標的へ撃ち出す。 修行その47ではスーパーゲキレッドが1人で使っている。
https://w.atwiki.jp/konaken/pages/175.html
スーパーコブラ(すーぱーこぶら) 沙羅曼蛇2の2P側自機。 コナ研内ではなぜか「ぱーぶら」と呼ばれている。 名前の由来は1981年にコナミから発売された同名の横スクロールSTGから。 ちなみにその自機は赤色のヘリコプターだった。 ゲーム中の設定では、量産戦闘機「コブラ」をビックバイパーと共闘するべく強化した機体とされている。 機体性能は1Pビックバイパーと変わらないが、2P側で始めるとゲームのランクが上がりにくく攻略が簡単になった。 メインビジュアルとゲーム画面と、沙羅曼蛇デラックスパックプラスオープニングムービーとで全く機体の外見が異なってしまっているのが困りものである。
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/6590.html
【名前】 スーパーツーカイオー 【読み方】 すーぱーつーかいおー 【声】 増子敦貴 【登場作品】 機界戦隊ゼンカイジャー 【登場話】 第23カイ!「三大合体 地球最大の戦い!」 【分類】 巨大ロボ/界賊ロボット 【スーツアクター】 森博嗣 【合体コード】 「界賊合体!」 【出力】 1250万馬力 【構成マシン】 クロコダイオー(頭部以外の全身)スーパーツーカイザーSD(頭部)ツーカイリッキー(パーツ) 【必殺技】 不明 【テーマソング】 二刀流!スーパーツーカイオー(未使用) 【詳細】 スーパーツーカイザーSDなどとクロコダイオーが界賊合体したスーパーツーカイザーSDをベースとしたコンビネーション形態。 近接戦特化型の界賊ロボット。 ゼンカイジュウギアをギアダリンガーへセットし、操作すると合体を発動する。 クロコダイオーへと巨大になったスーパーツーカイザーSDやツーカイリッキーを接続、クロコダイオーがロボット型に変形し完了。 従来の合体と違ってロボの追加パーツなどはあまりなく、胸部が変化したぐらい。 合体完了と共に上記の音声が鳴って戦闘を開始する。 戦闘時はスーパーツーカイザーSD(スーパーツーカイザー)がロボの人格として喋る。 クロコダイオーの金色の部分をボディの正面としており、胸部に変形したカイジュウヘッドが装着される。 右腕は普通の腕で、左腕へと装備した「カッタナー刀」で切り返す戦法が得意。 更に右腕にもパーツを加えた「ゼンカイテンランス」を所持、二刀流攻撃も行える。 こちらはツーカイオーカッタナーをベースとした形態のなので、ツーカイオーリッキーをベースとした形態が登場するかは不明。 劇中での登場は1話のみ。 必殺技は不明。
https://w.atwiki.jp/5gouki/pages/157.html
スーパーリアル麻雀 メーシー スーパーリアル麻雀 オフィシャルサイト 登録タグ:ART さ行 タイアップ メーシー 編集未完 ART保証G数をボーナス中に獲得して消化していくタイプ。天井はパンク後1500Gと非常に深い。 保障G消化後も自力復活がある模様。 以下続報待ち スーパーリアル麻雀のボーナス確率・機械割 設定 BIG REG 合成 機械割 1 調査中 94.7% 4 98.6% 6 104.7% H 109.7% スーパーリアル麻雀の単独ボーナス確率 設定 BIG REG 合成 単独割合 1 調査中 4 6 H スーパーリアル麻雀の小役確率 設定 リプレイ ベル スイカ チェリー 1枚役 1 調査中 4 6 H スーパーリアル麻雀の小役同時当選確率 設定 リプレイ ベル スイカ チェリー 1枚役 1 調査中 4 6 H スーパーリアル麻雀の打ち方 通常時 ボーナス中 スーパーリアル麻雀についてのコメント 名前
https://w.atwiki.jp/supuli/pages/283.html
品名:スーパーフコイダン 名称:モズク抽出加工食品 原材料:モズク抽出物(沖縄県産)、レイシ菌糸体抽出物(沖縄県産)、デキストリン、ブドウ糖 取扱サイト スーパーフコイダン 製品に関する情報: 準備中
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/368.html
「綾門さーん」 「更級くん・・・」 「ごめん、待った?」 「大丈夫・・・待ってないよ・・・」 綾門さんと僕のデートはお約束の会話から始まった。 「悪いね・・・天気・・・」 「そうだね、昼には降り出すんだって」 見上げれば、どんよりとした雲が空一面を覆っている。 「雨嫌い・・・?」 「うーん、嫌いじゃないけど・・・」 確かに雨は鬱陶しいけど、綾門さんとのデートなら、その日の天気なんてどうでもいい気がする。 それに、二人で1つの傘に入るってシチュエーションは正直言って憧れるし。 なんて事を僕が考えていると 「ゴメン・・・ちょっと電話するね・・・」 綾門さんはポーチからスマホを取り出した。 「はい・・・はい・・・全部です・・・」 あれはスーパーガール専用の特別製だっけ。 そういえば、綾門さんが電話しているところは初めて見る気がする。 「急いでください・・・お願いします・・・」 会話の端々から何かをお願いしているようだけど・・・ 「何の電話してたの?」 電話を終えた綾門さんに聞いてみた。 「緊急の電話・・・、この辺りの飛行機・・・全部緊急着陸してもらった・・・」 「え!?なんで?」 「危ないから・・・」 「危ないって!?何か起きたの?」 「きて・・・」 綾門さんは質問を遮ると、唐突に僕の事を抱きしめた。 「綾門・・・さん?」 長い腕が背中に回され、豊満な胸に顔を寄せるかたちになる。 「雨は嫌いじゃないけど・・・」 そう言いかけて、綾門さんは空を見上げた。 そして、大きく息を吸い始めた。 すうぅーーー!! 『風』が起きた。 綾門さんがただ息を吸うだけで、周囲の木々がざわざわと音を立てる。 十数秒後、綾門さんが息を止めると周囲の風も収まった。 「あ、綾門さん・・・?」 「・・・・・・」 息を止め空を見上げ続けている綾門さんは、唇を尖らせる。 そして――― 息を吹き出した。 ふぅぅーーー!!! 綾門さんの唇から凄まじい上昇気流が巻き起こった。 周囲の木の葉が一気に舞い上がり、綾門さんに抱きしめらられた僕の身体も、思わず上空へと引っ張り上げられそうになる。 ふぅぅぅーー!!! 綾門さんは息を吹き出し続ける。 見上げると、僕たちの真上の雲にぽっかりと大きな穴が開いた。 その穴は一気に広がっていく。 そして、十数秒後、綾門さんが息を吹くのを止めた。 「う、嘘・・・」 ・・・晴れた。 空は雲一つないまさに快晴。 どうやら、綾門さんは上空のぶ厚い雲を全て吹き飛ばしてしまったらしい。 すっかり風が落ち着くと、僕は改めて空を見上げる綾門さんの顔を見た。 「これで大丈夫・・・」 表情の少ない綾門さんのドヤ顔がなんだか可愛らしい。 「綾門さん・・・」 僕は無意識のうちに綾門さんの口元に手を伸ばしていた。 「あ・・・」と小さな声を上げた綾門さんの、ぷっくりとした唇を指で撫でる。 無敵のスーパーガールの唇はとても柔らかかった。 「さ、更級くん・・・」 綾門さんは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。 そして・・・ 「雨は嫌いじゃないけど・・・二人のデートは晴れてる方ががいいから・・・」 消え入るような小さな声でそう、呟いた。